種を繋ぐ

事の発端は4月の初めfacebookから流れた

『長年集めて来た在来種の種を捨てる、文句があるやつはくそじじぃに電話くれ』

というとんでもないメッセージだった。

数十年かけて集めたとてつもない数の在来種を焼く?何故?

急いで電話をし4月8日、居ても立っても居られずに会いに行った。

くそじじぃこと山澤清氏の住む庄内は、月山・鳥海山という高い山並みに囲まれ寒暖の差の激しい気候で冬は寒さの上に風の強さは想像を絶する。

ところが目の前に広がる光景は、まるで常夏。

見たことがない大きさに育った野菜、小動物達の楽園がそこにあった。

たとえハウスであっても、その光景はにわかには信じ難かった。

そこで山澤氏は何十年もかけて日本各地の在来種を集め、自ら育てた肥沃な土壌に種を繋いできた。

ハウスの周りにはビオトープと広葉樹のトトロの森。

日本各地の種を、それぞれに適応する環境を作り種をまく。

考えただけでもそれは奇跡に近いこと。

そうしてわが子のように大事に育てて来た種を、すべて捨てるという決意をした山澤さんの真意は何か。

話し込んでいくうちに、伝わってきたことは、

このまま経済を優先した生き方をしていくと、地球は悲鳴をあげてしまうこと。

頭でっかちになってしまった人間は増えたが、本質を知ろうとしないから

地球は終わってしまう。

どうせ終わるならせっかく集めた種だけど、焼いて捨ててしまおう。

と、心底思ったらしい。

そして今回は、賭けに出たのだと思う。

真剣に現実に向き合わないと、今に大変なことになる。

自然は待ってくれないぞ。それでいいのか?

今がタイムリミット。

私には 山澤さんの気持ちが痛いほど分かった。

私たちはいつの間にか、経済効率や見た目、おいしさに拘り過ぎて、

本当に大事なことを忘れてしまったのかもしれない。

自然からかけ離れた生活は、謙虚さを忘れ、生かされているという感謝の思いから遠ざかる。

私は決意した!

絶対に種は焼かせない!

参考資料

F1種             在来種(固定種)

全国のシェア率 99.8%    0.2%

(うち輸入90%)

         

『F1の特徴』

食を支えてくれている種、
おかげで、安定供給が出来て多大なメリットをもたらしてくれました。 

※発芽時期や生育期間や収穫のタイミングが揃う
※病害虫に耐性を持たせることができる
※重さや形状が均一化されて美しい
※発芽率が高く発芽のタイミングもそろう
※成長が早く大量生産が可能となる
※出荷や梱包の手間が省ける
※コストダウンと低価格を実現できる
※苦みやクセを軽減させるなど、消費者のニーズに応えられる
デメリットは、
次の年は不揃いが多く、
同じ内容の野菜が出来ないので、毎年種を買わなければならない。

農薬、化学肥料を使うとよく育つという特徴がある。

F1について是非ご参考に

Screenshot

文責 参政党宮城 農と食の委員会 千葉久美子